皮膚または皮膚の下にできる腫瘍には、非常に多くの種類があります。大きさや形、色もさまざまです。
まずは、良性腫瘍か悪性腫瘍(皮膚がん)かを診断します。頻度の高い良性腫瘍には、粉瘤腫、線維腫、脂漏性角化症などがあります。
腫瘍が小さく、切除したほうがよい場合は当院で外来手術を行います。全身麻酔が必要となる大きな腫瘍の場合は、総合病院をご紹介します。腫瘍の種類によっては、切除のほか、レーザー治療で削り取ることも可能です。
太田母斑、異所性蒙古斑などの青あざは、皮膚の深い部分に色素細胞が集まることで生じるあざで、生まれつき現れるものと、成長後に出現するものがあります。代表的なものに、乳幼児期にお尻や背中にみられる蒙古斑や、思春期以降に顔の片側を中心に現れる太田母斑があります。部位や出現時期によって特徴が異なり、多くは経過とともに変化します。
当院ではQスイッチルビーレーザーを用いて治療を行います。保険適用のレーザー治療を行います。
茶あざ(扁平母斑)は、皮膚の浅い部分にメラニンが増えることで生じる、平らな茶色のあざです。多くは生まれつき見られますが、思春期以降に現れる場合もあります。盛り上がりはなく、淡い褐色で「カフェオレ斑」と呼ばれることもあります。レーザー治療が有効でないものも多いのが現実です。
当院ではQスイッチルビーレーザーを用いて治療を行います。保険適用のレーザー治療を行います。 保険での治療は2回までとなります。
外傷によって、皮膚の中にアスファルトや砂などが入り込んでしまい、入れ墨のように色素が沈着した状態です。
熱湯や火などの熱に触れることによって、皮膚や粘膜に障害が生じる外傷です。やけどの深さによってⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分類され、それぞれ治療法が異なります。
Ⅰ度は表皮が損傷を受けた状態で、日焼けや軽症のやけどです。Ⅱ度は真皮まで障害が及び、水ぶくれができます。Ⅲ度は皮下組織や筋肉まで障害が及び、入院治療が必要になります。
軟膏治療などによる保存的治療のみ可能です。
ケロイドや傷跡に対しては、保存的治療を中心に行っています。
稗粒腫(はいりゅうしゅ)とは、顔面や目の周囲にできる白いプツプツしたできものです。何らかの原因で皮膚の角質成分であるケラチンが蓄積した状態です。ターンオーバーの乱れや外的刺激体質などが関与しています。お子さまや学生さんなど若い方にも見られます。
稗粒腫の表面を細い注射針で切開し、中に溜まった角質物質を押し出して除去します。
加齢による皮膚や筋肉の変化、ハードコンタクトレンズの長期使用によって、瞼が下がってくる疾患です。目を開けようとしても瞼が十分に上がらず、視界がさえぎられてしまいます。
2階の杉本眼科と連携し、眼科でチェックをした上で、眼瞼下垂の手術を行います。手術は眼科で行います。
湿疹・皮膚炎は、皮膚に起こる炎症性の疾患です。皮膚が赤くなり、かゆみ、ブツブツ、水ぶくれができることもあります。薬剤や化学物質、アレルゲン、金属、日光、細菌など外からの刺激による「外的要因」と、体質や体調による「内的要因」が重なり合って発症します。
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹が繰り返し現れます。アトピー素因のある患者さまは皮膚のバリア機能が弱く、肌がすぐに乾燥して、汗やホコリなどわずかな刺激でも炎症が起きてしまいます。
外用剤を中心に、炎症がひどい場合は内服薬を併用していきます。アトピー性皮膚炎は、日頃のスキンケアも大切です。 生物学的製剤や免疫抑制剤等の特殊な薬剤を使用する必要性がある場合は、指定医療機関へ紹介させていただきます。
ニキビは皮脂腺が発達して皮脂分泌が増えたり、毛穴周囲の角質の肥厚により毛穴が詰まったりすることで、毛穴の外に皮脂がでられずにたまってしまうことから始まります。この状態をコメド(面皰)と呼びます。コメドの内部はアクネ菌の発育に適した環境になっているため、コメドの中でアクネ菌が増えると免疫が働いて炎症が生じて赤く腫れたニキビになります。
保険での治療を優先して行います。毛穴の詰まりを改善し、原因となるアクネ菌に有効な外用剤と内服薬で治療を行います。レーザーや高周波等のデバイス治療は自由診療となります。
食べ物や薬、ストレス、アレルギー、温度変化など何らかの刺激をきっかけに、赤く盛り上がった湿疹が突然現れます。原因は特定できないケースも多く、疲れやストレスで起こることもあります。ほとんどの場合、数十分から数時間で消えるのが特徴です。
皮膚の中にある細胞から、かゆみの原因となるヒスタミンが放出されることで発症します。
内服薬を用います。症状がひどい場合は注射を使うこともあります。
疲労やストレス、病気などで免疫が下がったときに、体内にひそんでいた水ぼうそうのウイルスが再び活性化することで発症します。50歳代から発症率が高くなりますが、最近は若年層でも見られます。
強い痛み、赤い発疹、水ぶくれが特徴で、多くの場合は数週間ほど続きます。
内服薬によって、ウイルスの増殖や痛みを抑える治療を行います。
単純ヘルペスウイルスによって引き起こされる疾患で、皮膚や粘膜に小さい水ぶくれ状の発疹ができます。口唇ヘルペス、性器ヘルペスなどいくつかの種類があります。
口唇ヘルペスは、口の周りにピリピリした違和感やかゆみが生じた後、赤く腫れて水ぶくれができます。2週間ほどで自然治癒しますが、再発しやすいのが特徴です。
性器ヘルペスは、性器のあたりにヒリヒリ感やかゆみが生じ、痛みや発熱を伴うこともあります。
内服薬による治療を行い、ヘルペスウイルスの増殖を抑えます。ヘルペスを繰り返す患者さまには、初期症状を感じた段階で服用する予防薬の処方も可能です。
多汗症には、全身に発汗が多くみられる「全身性多汗症」と、手のひらや足の裏、脇、顔、頭部など身体の一部で発汗が多くみられる「局所性多汗症」があります。神経障害や感染症、内分泌代謝異常、精神的緊張など原因となる病気がある場合(続発性)と、原因が不明の場合(原発性)に分けられます。
脇の汗が多い原発性腋窩多汗症には、軽症であれば、副交感神経の働きを抑える抗コリン剤を塗ります。発汗によって日常生活に頻繁に支障が出るようであれば、脇にボツリヌス毒素の皮下注射を行います。両脇に数十カ所注射します。通常、投与後数日で変化が現れ、4〜6か月ほど持続します。処置時間は10〜15分程度で、定期的に受診される方が多い治療です。 全身性多汗症の治療では、抗コリン剤を内服します。抗コリン剤は副作用として便秘になることがあり、投与量の調整や便秘薬の酸化マグネシウム製剤などを併用する場合があります。緑内障や前立腺肥大症の患者さまは、抗コリン剤を内服することができません。 思春期に多くみられる手のひらの多汗症の場合は、抗コリン剤の外用が保険適用となっています。
ウイルス性のイボは、ヒトパピローマウイルス感染によって起こります。感染経路は、人から人の接触、プールや足拭きマット、スリッパなどを介した間接的な接触があります。
一般的な治療法は、液体窒素凍結療法です。超低温の液体窒素でイボを凍結し、病変組織を破壊します。
白癬(はくせん)とは、カビの一種である白癬菌が皮膚に感染して起こる病気です。足に発症するのが足白癬(水虫)、爪に発症するのが爪白癬(爪水虫)と呼ばれます。
治療には抗真菌薬の外用薬を使い、難治の場合は内服薬を併用することもあります。
皮膚に細菌が入り込んで、水ぶくれやかさぶたができる病気です。接触によってうつり、あっという間に全身に広がることから、とびひと呼ばれるようになりました。
抗生物質の内服薬と、外用剤を使って治療します。
伝染性軟属腫ウイルスに感染することで発症し、皮膚に小さなイボ状の発疹ができます。接触感染でお子さまに多く発症します。かゆみを伴うことが多く、かきむしると水イボが潰れて、さらに広がってしまうことがあります。
麻酔テープを貼って痛みを軽減し、医療用のピンセットでつまみ取ります。
円形脱毛症とは、頭髪の一部が円形や楕円形に抜けてしまう病気です。突然発症するのが特徴で、繰り返しながら悪化していくことも少なくありません。
原因としては、自己免疫機能の異常、ストレスや不規則な生活、遺伝などが考えられます。
外用剤を用いた治療を行います。
当院では、帯状疱疹ワクチン、子宮頸がんワクチン、インフルエンザワクチンの予防接種を行っています。ご希望の方はお電話でご予約ください。
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